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第1弾

『体の仕組みを学ぶ』

 イカを解剖しながら捌いてみたそして食べちゃおう


手に入れやすいイカを使ってその体の特徴を勉強しましょう
1:イカの解剖に必要なもの
顕微鏡  ピンセット  はさみ  包丁  スポイト  しょうゆ(色がうすいしょうゆ)
(解剖終了後の調理器具)
フライパン アルミホイル

Aイカの観察(外側から)
イカは上からヒレ、胴体、頭、足の順に配置される

10本ある足のうち長い二本は触腕といいます。
長い腕で餌をつかまえ、残りの8本の足で餌を手繰り寄せ餌を食べます。
足にはたくさんの吸盤がついています。
吸盤をひとつとってみると吸盤のまわりには王冠のようなリングがあります。
これを角質環(かくしつかん)といいます。
角質環で爪を立てるように、餌をがっちりつかむのです。

     口は足と足の間にあります。どういう形なのでしょうか?
鳥の口ばしのようにとがっている黒いものが見つかります。
これをカラストンビといいます。
カラスやトンビのような鋭いくちばしをしているので、この名がつきました。

目のうしろにある口みたいなのは、漏斗(ろうと)といって水の噴出し口です。
大きな穴がひとつ開いているのが見えましたか?
ここから吸い込んだ水を噴き出すことでイカはジェット機のように進みます。
水を噴き出す向きを変えて水の中をスイスイ進みます。
ヒレは体を安定させ、足は餌を捕まえる時に使います。

イカの解剖方法

漏斗(ろうと)のある方から、はさみを入れます。

漏斗のない側は、軟骨とくっついていますので切れません。
漏斗は切っちゃだめです。漏斗の上の肉の部分をそっと持ち上げて切ります。
はさみは、先の丸い方を中に入れます。中を傷つけないためです。
そこから、ずっとひれの一番先まで切り込みを入れます。ゆっくり開きます。
ちょっと開くと、皮の部分と、たいてい内蔵の部分とがくっついています。

血管    白い血管のついた膜が見えるはずです。新鮮だと血が青い?
         ゆっくり開いて、血管が観察できたら、つぎに進みます。

エラと心臓    2つのエラの付け根にそれぞれ1つずつ心臓があります。エラ心臓を探してみましょう。
           2つのエラ心臓の間にもう一つ心臓があります。イカには3つも心臓があるのです

  鳥のくちばしのような形をしているのでカラストンビといいます。

中を開けて、舌をピンセットで引き出して、顕微鏡で見てみよう。
下ろし金のようなギザギザが見えるでしょう。

食道   口につながるのが、食道。背中側にあるので、このままでは見えません。

きりはなすと、裏側にあります。体をまっすぐにして、口からスポイトでしょうゆを入れると、
食道を通って胃にしょうゆが入っていく緒が観察できます。

     食道につながるのが胃です。これも大きな内臓ですので、すぐ分かるでしょう。

盲腸     しょうゆをうまく入れると、ここもふくらみます。

直腸    胃につながるのが腸です。イカスミの入っているところのとなりに並んでいます。
         ここを通って、しょうゆが出ていくのが観察されるでしょう。

肛門     最後に出てくるところが肛門です。体の中を細長い管が通っているのです

胆汁のう  直腸のとなりの黒い筋が、胆汁のう。ここにイカスミがつまっています

肝臓      一番大きい内臓が、肝臓です。

肝臓はエネルギーの貯蔵庫です。とても大きくて、たくさんのエネルギーを蓄えられます。
海は広いので、餌を食べられるときにたくさん食べて、肝臓にエネルギーをたくわえておくのです

様子が分かったら、できたら、内臓を体から注意深く引きはなしましょう。

内臓を切らないように、また強く引っ張って切ってしまわないように、注意深く切り離していきましょう。

切りはなせたら、口からスポイトでしょうゆを入れると、食べ物の通り道が分かります。

スポイトは口のなるべく奥まで入れないと、しょうゆがこぼれてしまうから注意しましょよう。

スポイトが口の奥深くへ入ったら、ゆっくりスポイトを押してしょうゆを入れます。

すると、食べ物の通り道が、だんだん色がついていきます。

まず、裏側の長い食道を通り、次に胃に入って胃をふくらませます。

次に直腸まで黒くなってもどってきます。こうして最後に肛門から出てくるのです。

胃には、まだ消化されきっていない食べ物が残っているかもしれません。

胃を切って、中を見てみましょよう。胃の内壁はどうなっているでしょうか。

最後に口からカラストンビを取りだしてみよう。

イカは、大きな餌もこのカラストンビで引きちぎっることで、食べることができます。